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Vue Native: Vue.js を React Native に変換してネイティブアプリを作れるように

Vue Native

Vue.js を使ってスマホアプリを作成できるフレームワークが登場しました.

Vue.js は最近流行りの JavaScript のフロントエンドのフレームワークで,多くの Web アプリに使われるようになってきているのは周知の事実ですが,Vue.js のノウハウを活かしてハイブリッドアプリを作るフレームワークということですね.

Key feature として紹介されているのは

  • Declarative rendering
  • Two-way binding
  • Goodness of Vue ecosystem
  • Compiles to React Native
  • Completeness of React Native ecosystem

となっており,この中で注目されたいのは Compiles to React NativeCompleteness of React Native ecosystem と書かれているように,Vue Native が React Native に変換されるということでしょう.

ブログの紹介記事

  • react-vue が Vue のファイルを React や React Native のコンポーネントにトランスパイルします. react-vue の作者のおかげで多くの問題が解決しました. Vue Native はそのフォークです.

  • すべての .vue ファイルは .js の React Native のコンポーネントファイルへと変換されます.

と説明されるように react-vue のプロジェクトのもと,React Native へと変換されて機能するようになっています.

一方 これに対する reddit のコメント では,

  • WeexNativeScript-Vue と比較してどうなんだろう? また別のネイティブアプリフレームワークが出てくる理由ってある?」

  • 「Vue のファンだけどこいつの利点が分からないな. ただの React Native のラッパーで,個人的にはメンテナ―や開発者に両方の複雑さを与えてるだけだと思う. Nativescript Vue が今の所最適解だと思う.」

  • 「困惑してるよ. 『ネイティブ』ってのは HTML ではなくプラットフォームのウィジェットを使うものじゃないのか?」

  • 「NativeScript Vue を上回る利点は何だ.」

等…

NativeScript や他のフレームワークよりも Vue Native がいいと言える積極的な理由が見当たらないことが挙げられています.

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